賃貸アパートやマンションのベランダ・軒先に蜂の巣を見つけたとき、多くの人が最初に悩むのが**「これって自分で駆除費用を払うの?それとも大家さん?」**です。結論から言うと、費用の負担は”巣ができた場所”で決まります。そして何より大切なのは、自分で業者を呼ぶ前に、まず管理会社・大家に連絡することです。順番を間違えると、払わなくてよかった費用を自己負担することになりかねません。

まず結論:費用負担は「場所」で決まる

賃貸物件は「共用部分」と「専有部分」に分かれ、蜂の巣の駆除費用もこの区分に従うのが原則です。

巣ができた場所費用負担の原則補足
エントランス・共用廊下・外階段・外壁・敷地の庭・駐車場大家・管理会社入居者全員に関わる=管理者の責任
室内(部屋の中)入居者専有部分の管理は入居者の義務
ベランダ・バルコニー・専用庭・玄関ポーチ内側原則は入居者(グレー)「専用使用部分」。大家が対応することも多い
(例外)入居直後に発見/建物の構造が原因大家・管理会社になりやすい前入居者からの引き継ぎ不備・構造欠陥とみなされる

※上記はあくまで一般的な原則です。賃貸借契約書に蜂の巣駆除に関する特約がある場合は、その内容が優先されます。まずは契約書の「費用負担区分」を確認してください。

なぜ「まず管理会社に電話」なのか

蜂の巣を見つけて焦ると、つい先にネットで業者を探して呼びたくなります。でも賃貸では、連絡の順番が費用を左右します

理由は2つあります。

  1. 共用部・グレーゾーンなら大家負担で駆除してもらえる可能性がある — 先に自費で頼んでしまうと、その機会を逃します。
  2. 勝手に呼んだ業者の費用は断られることがある — 大手管理会社では「指定の窓口を通さない依頼は費用を負担しない」と規約に明記されていることがあり、後から領収書を回しても「管理会社指定の業者でないため支払えません」と断られるケースが実際にあります。

たとえベランダ(専有使用部分)の巣でも、危険なスズメバチであったり、気のいい大家さんであれば、大家負担で対応してくれることは珍しくありません。まず相談する。これがいちばん損をしない動き方です。

管理会社への連絡テンプレート

いざ電話するときに何を伝えればいいか、そのまま使える例文です。安全確保(窓を閉める・撮影)をしてから連絡してください。

  • 「賃貸の○○号室の○○です。ベランダ(または廊下・室外機付近)に蜂の巣を見つけました。」
  • 「大きさは**○cmくらい**で、蜂の出入りもあります。安全のため窓は閉めています。」
  • 駆除の手配は管理会社側で可能でしょうか? 費用負担の扱いも合わせて確認したいです。写真もあります。」

もし「入居者で対応してほしい」と言われたら、その場で**「なぜ入居者負担になるのか」の理由を聞いてメモ**しておきましょう。後で契約書の確認や再交渉をする際の材料になります。

「入居者負担」にされやすいケースに注意

専有部・ベランダの巣でも、次のような場合は入居者の**善管注意義務(借りたものを適切に管理する義務)**が問われ、負担を求められることがあります。

  • ベランダを長期間放置し、巣が巨大化するまで気づかなかった
  • ベランダに放置した私物(段ボール・使わない植木鉢など)の中に巣を作られた

逆に言えば、早期に発見して早く報告するほど、入居者のリスクは下がります。「小さいから様子を見よう」と放置するのが、金銭面でも安全面でもいちばん損をします。蜂の巣は夏に向けて一気に大きくなるため(2025年は猛暑で例年より成長が早い傾向です)、見つけた時点で動くのが正解です。

貸家・一戸建ての賃貸はどうなる?

アパート・マンションと違い、一戸建ての賃貸(貸家)は建物全体を入居者が管理する立場になるため、ほとんどのケースで入居者負担になります。ただし例外として、

  • 入居してすぐに巣が見つかった(入居時点で存在していた可能性が高い)
  • 建物の壁の隙間など構造上の欠陥が原因で屋根裏などに巣ができた

といった場合は、大家負担が妥当とされることがあります。この場合も、まずは大家・管理会社に連絡して判断を仰ぐのが基本です。

自分で(または業者に)駆除するときの費用の目安

管理会社との話がついて「入居者側で駆除を」となった場合、専有部・ベランダの巣は自分で駆除するか、専門業者に依頼します。ただしスズメバチの巣は小さくてもプロに依頼してください。種類の見分けや自力駆除の可否は蜂の巣は自分で駆除できる?を参照。

業者に頼む場合の料金の目安は、アシナガバチで約8,000〜16,000円、スズメバチで約11,000〜30,000円です(高所・室外機内部などは加算)。詳しくは蜂の巣駆除の料金・相場にまとめています。

このとき注意したいのが高額請求トラブルです。「550円〜」といった格安表示を見て依頼したら、実際は数十万円を請求されたという事例が報じられています。賃貸での駆除は、管理会社への確認と並行して、電話口で総額を提示してくれる業者に無料見積もりを取っておくと安心です(業者に依頼すべき?失敗しない選び方)。なお自治体によっては駆除費用の補助制度がある場合もあるので、市役所で無料?自治体の対応も確認しておきましょう。

まとめ:順番を守れば、多くは大家負担で解決できる

賃貸の蜂の巣は、①窓を閉めて撮影 → ②契約書を確認 → ③まず管理会社・大家へ連絡、この順番を守るだけで、払わなくてよい費用を避けられます。共用部やスズメバチの巣、入居直後の発見なら、大家負担で解決できる可能性が十分あります。

当社(蜂の巣駆除ファクトリー東海)は紹介サイトを介さない自社施工で、電話口でも料金の目安をお伝えし、見積もり後の追加料金は0円、見積もり・出張・キャンセルも0円です。管理会社さんからのご依頼、入居者さまからのご相談どちらにも対応し、名古屋を中心に愛知全域・岐阜南部・三重北部へ最短30分で伺います。「これは大家に頼める場所? 費用はどのくらい?」というご相談だけでも、お電話(0120-468-434/7:00〜21:00)またはLINE(24時間)でお気軽にどうぞ。